少女には向かない職業
旅の移動時間に読んだ。
桜庭一樹の小説を読むのは『砂糖菓子の〜』『私の男』に続いて3冊目。
トップランナーを見に行ったとき、桜庭さんがこの本の一部分を朗読なさってました。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/12/23
- メディア: 文庫
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小説で描かれる「焦燥感」ってやつが好きです。
「自分の現状を変えようとして、でもどうにもうまくいかない感じ」みたいな。
この小説では、どうにもなってなくはないんですが。
ミステリパートは、うまく乗せられました。ミステリファンへのくすぐりは、反応できず。海外ミステリほとんど読んでないんです。すいません。
解説で引用されていた、桜庭一樹の別の本の引用文が印象に残る。
「古い本を! 古い本を! むかしの小説を! 読まないと死ぬゾ。」
そっか……俺、死ぬんだ……古典的名作小説って、ほとんど読んでないから……