阪急電車
阪急今津線1駅ごとに1つのエピソードを挟む連作短篇集。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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電車ってのは、話の舞台としておもしろいね。
以下、読んだ人にしか伝わらない感想(ネタバレあり)。
征志いいなあ。
私も2週間に一度は図書館に行ってるけど、そういうことってないよ。
貸し出し担当の受付の人に
「○○さんの、お子さん?」
って声かけられるくらいだよ。
(その人は、私の弟と同学年の子供がいて、ウチの母と知り合いらしい)
圭一と美帆のやりとりが可愛すぎる。
羨ましいとかじゃなくて、微笑ましい。
そういう感想を抱くことに対して「年くったなあ」と感じた。
幸せそうなカップルだけじゃなく、
あんまりうまくいってない人も登場することで、
メリハリがついていたと思う。
あと、時江さん(おばあちゃん)かっこよすぎです。
一つだけ疑問点。「行き」の過程。
小林駅で途中下車して、小林で色々と時間をつぶした翔子が再び電車に乗ったとき、何故、その電車にミサも乗っているのか?
ええと、まず翔子とミサは知り合いじゃないけど、たまたま同じ電車に乗っていた。
小林駅で翔子が途中下車。次の仁川駅でミサも下車。
けど、ミサは仁川駅で一度電車から降りたものの、そのままホームで待って次来た電車に乗った。
翔子は小林の街を一周し、買い物してから駅に戻り、電車に乗った。
それで何故、また同じ電車? なんか変な気がした。
私がどっか読み飛ばしてしまったのだろうか……