夏休み
授業は昨日が最終日だったので
今日から夏休みの人もいるんですよね、たぶん
そんな日に 読んでみました 「夏休み」
この作品は文藝賞受賞第一作。
芥川賞候補で、野間文藝新人賞候補。
- 作者: 中村航
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/06/03
- メディア: 文庫
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ゆらゆらしてる
ゆらゆら?
「朝食が美味しいということは、それだけで人生の半分は成功なのだ」
というのが一番印象に残った
そうだよなぁ、朝食だよなぁ
けどウチの母、朝食には力入れないんだよなぁ……
自分で作るべきなんかなぁ……
他にもぽつぽつ出る小ネタ的な言葉が好き
迷路で吠えてる、とか
肉にキープなし、とか
土、とか
「スマブラDX」っぽいゲームが小説中に出てきます
「乱闘ゲーム」と記されてますが、めっちゃスマブラです
ちょっとだけ引用すると
ユキはひげ面の太った男を選び、僕は首の長い緑色の恐竜を選んだ。舞子さんはピンク色のお姫様を選び、吉田くんは赤い野球帽を被った少年を選んだ。
(中略)
相手をフィールドから弾き飛ばすと勝ちになる。
(中略)
ばふばふばふと鳴きながら、恐竜は小さな星となって、画面上から消えていった。
ね、スマブラですよね?
スマブラと断定するとおかしな所たくさんあるけど……*1
このゲームが作品中、かなり重要な小道具として使われていて
その対戦の様子が数ページにもわたって描写されたりしているのですが
これ、スマブラやったことない人にはピンと来ないのではないでしょうか
あと、気になったところ。
表紙の絵らしき場面が一度も出てこない。