太陽の塔
何ヶ月か前、mixiのオフ会で小説家の笹生陽子先生とお会いした。
その時に知り合った図書館司書の方と本の話をしているときに
私は「ファウストに載ってる作家が好き」
と言い、乙一、舞城王太郎、西尾維新、佐藤友哉、滝本竜彦の名を挙げた。
「本のソムリエになりたい」と言っていた司書の方は
「滝本好きなら、森見登美彦とかどうかな」
と森見登美彦を薦めてくれた。
その時から読もう読もうと思っていた。
文庫化したのを機に買って読んでみた。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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森見は京都大学農学部大学院修士課程修了。
この小説を読んで得た印象を一言で言うなら
「学歴の高い滝本竜彦」という感じ。
主人公は大学休学してぶらぶらしてます。
ファンノベ大賞だけど全然ファンタジーじゃない。
主人公の妄想がファンタジーっちゃあファンタジー?
帯のコピー
「すべての失恋男たちに捧ぐ、爆笑妄想青春巨編 in京都」
ってどうなのよ?
少なくとも「爆笑」は違うと思う
この小説で笑うとしてもニヤリとかクスクスだろう
爆笑ではない
総評としては「まあおもしろかった」
どちらかというと読み手を選ぶタイプの小説だと思う