秋季限定栗きんとん事件(上)(下)

待ってました。
最近、米澤穂信のサイト見てなかったから、発売したの全然知らなくて、先月、書店で〈上〉を偶然見かけたときは驚いたなあ。
最初の発売予定日から、だいぶずれこんだけど、読めて良かった。

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

前作を読んでから時間が経っているせいか、古典部シリーズと小市民シリーズの短編謎解きエピソードが、記憶の中でごっちゃになってて少しだけ混乱。
放課後に女子生徒のかばん探すの古典部じゃなかったっけ? ココアは絶対、小市民だよな、とか。
春季限定、夏季限定を復習してから読むべきだったかも。
シリーズ初(だよね?)小鳩以外の語り手登場!
以下の感想は完全にネタバレ含みます。



小山内さんを怪しむなんて、シリーズを読んでるからこそ「ありえなくはない」と思わされる展開だよなあ。前2作で「小山内さんは、何をやっていてもおかしくない」というイメージが定着したってことだね。
夏季限定の終わりにコンビを解消して「続くのか?」って感じだったけど、なるほどこうくるか。ラストのコンビ復活して「秋季限定栗きんとん」を楽しむとこなんて、春→夏と読んでると感慨深いなあ。
とか単体でも楽しめるかもしれんけど、シリーズファンだと、より楽しい作品でありました。