ウィワクシアの読書感想文
待ってたよ、ファウスト。
ファウスト Vol.7 (2008 SUMMER) (7) (講談社MOOK) (講談社 Mook)
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/08
- メディア: ムック
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- ウィワクシアの読書感想文。
冒頭を引用してみる。
みなさん、生きているか、絶滅したか、どちらかでしょうが、書きます。今はね、書けます。書けるようになったのです。ぼくは、いわゆる、馬鹿なのですが、それにしたところで、許されないのは、もちろん、解っています。さいきんは、馬鹿も、罰せられるのです。
新しい年を、むかえてから、自分の中に、少しずつですが、物語を書く力が出てきたなと、感じます。つっかえ、つっかえ、ですが、こうしてまた、文章が、書けるようになりました。
去年一年、物語を書けませんでした。
おお、おお。ぎゅんぎゅん来る。これはおもしろそうだ。
そういえば、佐藤友哉作品で、何らかの引用文がない始まりって、珍しいね。
現実が、物語を、こえてしまったのです。
途中から、ああやっぱりこういう展開になるのか、と。
でも、あれだ。書き手のくるしいくるしいくるしいくるしい感じが、伝わってきた。
良い小説だった。
何かが揺らされた。