なななんきりこ3冊

会社の先輩(関西出身)に借りた。
名前は知っていたし、何度も読もうと思っていたけれど、実際に読むのは初めて。
全く知らない人に少しだけ紹介するなら
ヴィレッジ・ヴァンガードに売っているタイプの漫画です」
と言うと、わかりいいだろうか。


  • 短編集

初ナナナン。
様々な媒体に載っていた漫画を集めたもの。

魚喃キリコ短編集

魚喃キリコ短編集

帯に「ラヴ」と書いてあって「ラヴかー」と思っていたら、紛れもなく「ラヴ」だった。
トーンもベタもない線だけの漫画とか、
静止画(漫画は皆、静止画か)に文章がついたやつとか、
表現技法にうなった。
クイックジャパンに載ってそうだな、と思っていたら、実際に載っていた短編もあった。


  • Strawberry shortcakes

映画化もされたやつ。
連作短編形式。

Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)

Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)

恋がしたい恋がしたい恋がしたい」と言っていた。
私は自分が書いた小説の登場人物に同様の科白を言わせたことがある。
しかし、それはナナナンキリコではなく「はてな」でリンクされているテレビドラマでも勿論なく、ミドリカワ書房からパクりました。


  • キャンディーの色は赤。

フィールヤング不定期連載。
話はつながっていない。

キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)

キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)

なんか最近、自分の恋愛について全然真面目に考えていないのだけれど、
そのことについて考えているときに読んだらぐっとくる気がする。
絵が一切なくて、文章だけのやつがあった。これも漫画と言うのだろうか。



科白の多い漫画は好きだし、小説も大好きだけれど、
ポエムみたいな文章があって、絵があって、という表現形式は、私はあまり得意としないみたいだ。
それがわかった。
3冊とも、内容はすごい好きです。