サトシ・マイナス

著者は私と同じ大学・学部のOB。先輩なんですね。
「明るい多重人格成長小説」←形容詞のかかり方で、色々な意味にとれる。

サトシ・マイナス (ミステリ・フロンティア)

サトシ・マイナス (ミステリ・フロンティア)

どちらかと言えば、わくわくしながら読む本。
なので、カバー折り返し部分のあらすじは読前に読まない方が良いと思う。
設定がわかってくる中盤までが、結構おもしろい。



人工的に、自分の性格を二つに分ける、っておもしろいな。
本文の中で、しょっちゅう単語単位・文単位でフォントが変わるのだけれど、この表現技法は好みがわかれそう。
「ちょい悪」という言葉が頻出して、なんだか途中から嫌になったけど、最後の最後で、そうでもなくなった。