もしもし、運命の人ですか。

語学のクラスの友達から借りました。
ダ・ヴィンチ」での連載をまとめたもの。

穂村弘のエッセイは前から好きだったけれど、
この本はまた一段と面白かった。
自分で買おうかな、と思ったくらい。



「『ときめき』延長作戦」はいいな、とか
「いちゃいちゃ界」では俺は下っ端かも、とか
「好意の数値化」は俺も考えたことあるな、とか
「1%のラブレター」は送ったことあるかも、とか
「性愛ルールの統一」が行われたら味気ない世界になるな、とか
始終、「うんうん、そうそう」と面白がって読めた。



確かに相手がこっちにどれくらいの好意があるのか、
お互いに探る感じのときって面白いよね。
周りから見ると滑稽だったりして。



買出しのとき、
「俺、行ってくるよ」「じゃあ私も」ってなったら、
勘違いしても仕方ないよなー。
「まあ、少なくとも嫌われてはいない」とか考えちゃうよね、うん。



最近、好みじゃない本を読まなければならない機会が多かったから、
息抜きになりました。読んで良かった。



ところで、
この本を貸してくれたってことは、
少なくとも嫌われてはいない、ってことだよな……なんてね。