ハイドラ

金原ひとみ、5冊目の単行本。

ハイドラ

ハイドラ

アッシュベイビー→AMEBIC→オートフィクション、と
どんどんトンガっていく感じだったけれど、
落ち着いたな、という印象。



それは「悪くなった」という意味ではもちろんなくて、
やっぱり金原ひとみはこれからも追うべきだ、という感想を抱く。



82P

突如頭の中に膨大な情報が湧き上がってきて、しかし感情は何一つ湧き上がらない。

のあたりの文章が好き。