砂漠
第135回直木賞候補作。
今作でノミネートは5回目。
「大学の一年間なんてあっという間だ」
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2005/12/10
- メディア: 単行本
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表紙は微妙だけど。
「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」
好感を持てる登場人物だらけ。
こいつらと学生生活送ってみたかったなー、と。
「学生はね、時間を持て余しているし、頭もいい。しかもこう思っている。『自分だけは他の人間と違うはずだ』と。自分は何者かである、と信じてる。根拠なくね」
「自分だけは他の人間と違う」と考えていること自体が、
他の人間と同じ、なんだよね。
「終わった後で身悶えするのが麻雀じゃないか」
そうそう、そうだよね。
「あのとき、ああしていればなあ」ってね。
知ってる人なら誰でも思ったと思うけど、
西嶋を見てると、
サンボマスターの山口を想像してしまう。