砂漠

第135回直木賞候補作。
今作でノミネートは5回目。

「大学の一年間なんてあっという間だ」

砂漠

砂漠

おんもしれええぇー
表紙は微妙だけど。



「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」

好感を持てる登場人物だらけ。
こいつらと学生生活送ってみたかったなー、と。




「学生はね、時間を持て余しているし、頭もいい。しかもこう思っている。『自分だけは他の人間と違うはずだ』と。自分は何者かである、と信じてる。根拠なくね」

「自分だけは他の人間と違う」と考えていること自体が、
他の人間と同じ、なんだよね。



「終わった後で身悶えするのが麻雀じゃないか」

そうそう、そうだよね。
「あのとき、ああしていればなあ」ってね。



知ってる人なら誰でも思ったと思うけど、
西嶋を見てると、
サンボマスターの山口を想像してしまう。