DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

「ノベライズ維新」の1冊。
原作にはないエピソードのオリジナルストーリーです。
原作の中で、過去の事件として言葉だけ出てきた
「ロサンゼルスBB連続殺人事件」
を、小説化したもの。



文研後輩RforEに借りて読みました。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

この本を読んだことで、
現在刊行されている西尾維新の著作20冊以上は
すべて読んだことになりますね。



うん、おもしろかったです。
事件名が先にあって
後付けで細かい設定を考えただろうにすごい!
以下、ネタバレ含む感想。
読んでない方は読まない方がいいです。


実は「叙述トリックである」ということを
既に前情報として、得てしまっていました。



しかし、それでもミスリードしてしまいました。
同一人物ではないだろうとは思っていましたが、
「L」の方が、そっちだと思っていました。



鮮やかにひっかかると気持ちいいですね。



オリジナルストーリーのノベライズとして
出色の出来栄えの作品なのではないでしょうか。
ただ、原作の「設定」は守られ、いかされていますが
原作の「イメージ」が守られているかどうかは……微妙。



ところで
この小説の事件は「2002年」に起こったとされていますが
2002年当時、ツンデレという言葉はあったのでしょうか?