飛ぶ教室

9月からスタートした
光文社古典新訳文庫」の1冊
今の言葉で訳す、というのは
古典的名作に触れやすくなるので
とてもいいと思います

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)

訳者あとがきに書いてありましたが
飛ぶ教室」は日本において
児童文学として訳されることが多かったので
どうしても
・ひらがなを多めに
・難しい漢字にはルビを
・改行を多めに(会話文は必ず改行)
訳されてきたようです。



大人にとっては
ひらがなが多いと読みにくいし
無駄なルビは目障りだし
たくさん改行すると読む際の臨場感が失われるおそれがあります



今回の「新訳」は大人にとって読みやすい
飛ぶ教室」なのではないかと思います
意味の通りにくい文が少しだけありましたが……*1



で、内容について



初読ですが、うん、「古典」となるのは納得
いいですね、「飛ぶ教室



他の訳バージョンをちらっと見てみましたが
新訳文庫で「ウーリ」という名前の登場人物が
「ウリー」になってました。



「ウリー」かあ……
ジョジョみたいだなあ……

*1:意味が通りにくいというか、「主語間違ってない?」みたいな文。何度見直してもおかしい気がするんですよね……。