飛ぶ教室
9月からスタートした
「光文社古典新訳文庫」の1冊
今の言葉で訳す、というのは
古典的名作に触れやすくなるので
とてもいいと思います
- 作者: ケストナー,丘沢静也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (83件) を見る
「飛ぶ教室」は日本において
児童文学として訳されることが多かったので
どうしても
・ひらがなを多めに
・難しい漢字にはルビを
・改行を多めに(会話文は必ず改行)
訳されてきたようです。
大人にとっては
ひらがなが多いと読みにくいし
無駄なルビは目障りだし
たくさん改行すると読む際の臨場感が失われるおそれがあります
今回の「新訳」は大人にとって読みやすい
「飛ぶ教室」なのではないかと思います
意味の通りにくい文が少しだけありましたが……*1
で、内容について
初読ですが、うん、「古典」となるのは納得
いいですね、「飛ぶ教室」
他の訳バージョンをちらっと見てみましたが
新訳文庫で「ウーリ」という名前の登場人物が
「ウリー」になってました。
「ウリー」かあ……
ジョジョみたいだなあ……
*1:意味が通りにくいというか、「主語間違ってない?」みたいな文。何度見直してもおかしい気がするんですよね……。