FINE DAYS

吉川英治文学新人賞候補に挙がった小説
東京駅のブックガーデンにサイン本があったので買っちゃいました

FINE DAYS (祥伝社文庫)

FINE DAYS (祥伝社文庫)

中表紙に「恋愛小説」とわざわざ書いてあることからもわかるとおり
表題作ほか3つの短編を収録した恋愛小説短編集。



4作とも、ちょっとだけ不思議なことが起こる感じの話



本多孝好は『MISSING』、『ALONE TOGETHER』(ともに双葉社)と読んできて
本として読むのは3冊目*1



つまらないわけじゃないんだけど*2
「すげーおもしろかった」って言って他人に勧める気にはなれない



4作の中で一番いいと思ったのは「眠りのための暖かな場所」
ってかコレ、『少女は踊る、暗い腹の中踊る』の一部分とネタが酷似しているんですけど……
岡崎隼人が、この作品を読んでいたなら、「パクった」と言われるかもしれない
それくらい似ている。両方読んだ人なら確実に思い当たる。
実際のところ、どうなんでしょう?



本多孝好は嫌いってわけじゃないんだけど、
「好きな作家」として名前を挙げることはないんですよね



う〜ん、ほかの作品は読まなくてもいいかな……
けど、まだ読んでない『MOMENT』が一番おもしろいっていう意見も聞くからなぁ……

*1:ほかにアンソロジーに掲載した短編を読んだことがある

*2:あ、『ALONE TOGETHER』はつまんなかったかも……。好きな方すいません