笑う招き猫

第16回小説すばる新人賞を受賞した
山本幸久のデビュー作

笑う招き猫 (集英社文庫)

笑う招き猫 (集英社文庫)

漫才コンビが主人公の青春小説。



山本幸久は『LOVE or LIKE』で「ネコ・ノ・デコ」を読んだけど
正直、あれはあまりおもしろくなかった。
けどこれはとてもおもしろかったです。



漫才業界のネタってどこで仕入れるんだろう?
この人、実際にその業界にいたのかな?
などと思っていたら、解説を見て疑問が氷解。



実は作者の山本さん
今は亡き「アッパーズ*1において
ラーメンズの二人の編集担当だったそうで。



この小説が書かれたのはアッパーズの休刊前。
漫画雑誌の編集やりながら小説書いてたのかあ
すげえなあ

*1:正式名称は『ヤングマガジンアッパーズ』。第一・第三火曜日発売。「バジリスク」、「牙狼伝」、「ピアノの森」などが連載していた。2004年10月休刊。というのが私の記憶にある情報。私は好きでしたよ、アッパーズ