さくら

今回の本屋大賞候補に入っていた小説
書店員によるPOPをやたら見かけます*1
ライブラリーで借りました

さくら

さくら

すごく真っ当な家族小説



冗長な感じがしてしまいました
いい話なんですけどね



なんで、冗長と感じたか考えてみたんですが
どうも文章のせいではないか、と思いました



同時に読んでいた吉田修一の本と比べて
ひらがな率が高いです



違う言葉を使えば、同じ内容の文章を
短い文章で表現できるのでは? みたいな。
! の後に1マス空けたり空けなかったりするのもちょっと気になりました。



「ココアを入れた」という文章があり
「ココアを淹れた」では?と思ったのですが
辞書を見たら「入れた」でも良いようです



内容に関して。



5歳はともかく、3歳ってそこまで賢くないだろ? とか
どんだけ美形なんだ? とか
記憶力と暗記力高すぎだよ、とか
ツッコミを入れたくなりました



一番好きな場面はランドセルのトコです
きゅーん、と来ました
けど、泣くにはいたりませんでした
最近、本を読んで泣けなくなってます



総評
「個人的にはイマイチ、普段あんまり本を読まない人が好きそう」



人に「何かおすすめの本ある?」と聞かれたとき
私がこの小説を挙げることは絶対ないです



何でPOPであんなに絶賛されてるんだろう……

*1:大学生協にも店員の手書きPOPがありました