黒冷水

夜寝る前に、少しだけ読もうと思った。
しかし、気付けば24日午前3時半。
遠くから鳥の声が聞こえる。
一気読みしてしまった。

黒冷水 (河出文庫)

黒冷水 (河出文庫)

「兄の部屋を偏執的にアサる弟と、罠を仕掛けて執拗に報復する兄」(裏表紙より)の話。
第40回文藝賞受賞作。受賞当時、著者は17歳。



部屋をアサる弟の心理描写、迎え撃つ兄の思考と行動にリアリティがあり、
著者の実生活が反映されているのでは? と疑いたくなる。



解説にも書いてあったが、結末には賛否両論あるかもしれない。
私は肯定派。
ラストの部分が、あって良かったと思う。



私の弟も私のいないすきに部屋をアサったりしているのだろうか。
もしそうだったら嫌だ。気持ち悪い。